【連載】信頼できる業者や担当者を通じて投資をすることが成功の秘訣である vol. 2

ノウハウ 豆知識

良い業者とは、会社の目指す姿勢が顧客の資産形成に寄与することを最優先にした理念を持っていて、その顧客のニーズに応えることができる商品を企画用意でき、その理念が社員に浸透し実行できる体制があるかだと考えます。

多くの業者が乱立する中で良い業者を判別するのは難しく、広告宣伝予算が大きかったり、会社規模が大きく知名度が高いなど、マーケティングに長けている目につきやすい業者を通じて取引する方が多いのが現実です。私が指摘したいのは、大量の顧客を短期で大量に捌けるほど、恵まれた投資対象は多くないだけでなく、不動産投資とは簡単な作業ではありません。

良い業者の定義はありませんが、先に述べた良い業者の根拠となるポイントは3点です。

良い業者の根拠となるポイント
  • 情報ネットワーク
  • ビジョン
  • オペレーション
  • ① 情報ネットワーク

    情報ネットワーク力とは、収集できる物件情報の量と質で測ります。カバーしている商品(what)、地域(where)、誰から(who)、必要な時にスピーディーに(when)、どのようにして(how)入手できるかを知り実現できているか。一朝一夕でなし得るものではなく、長い間その業界で信頼を築き、良い担当者も多く抱えているということの裏付けにもなりえると考えます。

    ② ビジョン

    一般的な不動産仲介というビジネスは、対象となる物件情報を入手し意思決定のお手伝いをしてスムーズな取得をお手伝いするという位置付けですが、不動産投資のコンサルティングをするというビジネスは、仲介というビジネスをより広義に捉え、投資を通じて顧客の資産形成のお手伝いをするものです。どの会社もそうですが、売上から利益を得て存続しています。その弊害として自社の売上を作ることが優先され、顧客の資産形成をお手伝いすることの本分が劣後してしまわないよう、会社が顧客本位の強いビジョンを持ち続けている必要があると考えます。

    ③ オペレーション

    素晴らしい情報ネットワークを有し、素晴らしいビジョンを持ち浸透している会社であっても、それらをサービスとしてアウトプットできるオペレーション(体制)がないと、個人個人の能力に頼った属人的な環境となり弊害があります。担当者によって能力差や情報量の差が出たり、良い案件を扱うが手続きや管理サービスなどアフターフォローが杜撰になってしまったり、得てして成熟したオペレーションが存在しない属人的な組織に発生する課題です。 

    良い担当者

    良い担当者とは、幅広い知識を有し、投資することそのものを目的とせずなぜ何に投資すべきかを一緒に考え、得たい成果をどう実現するかを定量的、定性的に示すため手を動かしてくれる担当者です。業界歴が長く、多くの経験を積んでいる人というイメージを持たれる方が多いと思います。間違ってはいませんが、その経験やスキルをどう活用してどこまでしてくれるのかが大事です。

    良い担当者と呼べる人に共通する共通項は3点です。

    良い担当者と呼べる人の共通項
  • 幅広い知識を有する
  • 倫理観が高い
  • 自分との相性
  • ① 幅広い知識を有する

    不動産に関する知識があることは大前提ですが、業界動向・経済・金融・法律・税制に関しても詳しい担当者であれば、多角的な視点でクライアントのニーズを捉えソリューションを提供できる可能性が高いです。一方的に不動産のことばかり説明し、聞きたいことに答えようとしない担当者の話は、おそらく自分の言葉でなぜこの投資があなたにとっていいのかを説明できるだけの知識と材料を持ち合わせていません。    

    ② 倫理観が高い

    投資、すなわちお金にかかわる仕事であり、不動産という高額な商品を扱うため、信頼できる担当者であることは最低条件です。特に海外の不動産に投資するということは、その担当者から得る情報に頼る部分が大きく、安心安全を得れるかどうかは担当者の倫理観が高い上でのスキルや経験ですから、逆にスキルや経験はあっても倫理観で不安を感じるなら取引は避けるべきです。

    ③ 自分との相性

    最初だけ一生懸命で取引が決まったとたんに連絡が減る、ずっと頑張ってくれてはいるが段取りが悪かったり能力が低くストレスを感じるなどでは困ります。その取引をしている間、併走してくれるか、又は併走したいかは重要です。また、ファクトを捉えず自身の解釈だけで話をする担当者からは偏った意見や解決策しか聞けず、自分と思考回路が異なると大きなストレスになります。長いおつきあいになる担当者、ストレスなくお付き合いできる自分と相性が良いかも重要です。

    まとめ

    業者と担当者ではどちらが重要か?と問われると、担当者だと思っています。不動産業界では、仮に担当者が転職したとしてもその担当者のことを本当に良いと思えばその担当者にクライアントがついていく場合も少なくありません。

    担当者ごとに知識・経験は様々です。背景には、一口に不動産と言っても国内と海外、投資か実需か、売買仲介と賃貸仲介、売買営業と管理等々で必要な知識やスキルが異なります。業界歴が長いと言っても依頼したい事項に関する知識・経験が浅い場合も考えられます。どんなに大手でも皆が優秀とは限りませんし、中小やベンチャー企業で数多くの経験と知識を有している場合が多いこともあり得ます。

    良い業者、良い担当者とは何か、そして会社でなく担当者を見て選ぶ、この記事を参考に自分なりのポイントを整理し、後悔しない投資にしてください。

    関連記事

    この記事へのコメントはありません。