SMBC信託銀行のマルチカレンシー口座がすごい!

ノウハウ 豆知識

「マルチカレンシー口座」と聞いて、どのようなイメージをお持ちになるでしょうか?あまり聞き慣れない言葉ではありますが、この口座を所有している投資家が増えつつあります。特に、SMBC信託銀行のマルチカレンシー口座が機動的で使いやすいと評判であるため、今回はマルチカレンシー口座、特にSMBC信託銀行にフォーカスを当てていきましょう。

SMBC信託銀行の概要

SMBC信託銀行はあまり馴染みのない金融機関かもしれません。三井住友フィナンシャルグループの信託銀行という位置づけであり、三井住友銀行の100%子会社でもあります。2015年にシティバンクのリテール部門を受け継いだというニュースはまだ記憶に新しいと思います。受け継いだ新部門に関しては、「プレスティア」という名で、アッパー層の金融資産を取り扱っております。そのようなSMBC信託銀行ですが、首都圏・関西圏をはじめとした大都市圏内に数店舗、北海道・福岡等に各1店舗といった店舗事情です。

SMBC信託銀行のマルチカレンシー口座

SMBC信託銀行のマルチカレンシー口座のここがすごい!
  • トルコリラやメキシコペソといったマイナー通貨まで対応
  • 日本円よりはるかに高い金利の通貨で預けることが可能
  • デビットカードの機能として即時決済が可能
  • 両替等の煩わしい作業からの解放
  • 口座間の資金移転はオンラインで簡単に操作可能
  • ここからは、今回の本題の当行のマルチカレンシー口座について見ていきましょう。扱える通貨は17種類あり、米ドルや英ポンドユーロといった代表的な通貨からトルコリラやメキシコペソといったマイナー通貨まで対応していることが大きな特徴です。日本円の普通預金金利は現在0.001%と非常に低い水準ですが、このマルチカレンシー口座を利用することで、日本円よりはるかに高い金利の通貨で預けることが可能となります。また、ビジネスや観光で現地に行った際にこのマルチカレンシー口座を活用することで、デビットカードの機能として即時決済を行うことができたり、両替等の煩わしい作業からの解放にも繋がったりすることが人気の理由の1つでもあります。このマルチカレンシー口座における口座間の資金移転はオンラインで簡単に操作を行うことができるため、営業時間内にわざわざ銀行に出向く必要もありません。移動中などで資金移転を行い、現地に着いたらATMで使う分の現金を即座に引き落とすといったことが可能となります。

    このマルチカレンシー口座を利用することで、日本円以外の通貨での資産保有が可能です。日本円の預金金利は先述のように0.001%であり、この金利以上のインフレが進んでしまえばその差だけ「資産価値の目減り」となってしまいます。そのような資産価値の毀損を防ぐためにも、日本円以外の通貨をポートフォリオに組み入れることが必要だと考えられます。

    まとめ

    マルチカレンシー口座はまだまだ馴染みのないところはあるかもしれません。しかし、このように日本の金融機関でもマルチカレンシー口座を開設することが可能であり、かつ機動的に使いこなすことも近年では可能となっています。マルチカレンシー口座がこれから普及していくことを見越して、口座開設を行ってみるのも良いのかもしれません。

    関連記事

    この記事へのコメントはありません。