フランス基礎情報

多様な文化・人種・ルーツが混ざり合った国、フランス

伝統的な文化や芸術、歴史を育んできた日本人にとって憧れの国フランス。ブランド名から食べ物など、日本でも様々な場面でフランス語の横文字を目にする機会があるでしょう。アンコール、デジャブ、ミルフィーユ…これもフランス語だったのか!という単語をみなさんも使用しているかもしれません。このように、日本からは遠いようで身近なフランスの基礎情報をご紹介します。

1. 首都・主要都市

フランスの首都は言わずとも知れたパリです。パリは同国の政治、経済、文化などの中心となっており、ルーヴル美術館を含む1区を中心に、エスカルゴ(カタツムリ)と形容される時計回りに20の行政区が並んでいます。パリの特徴としては、世界的に地価が高いことが挙げられます。フランスの日刊紙ル・パリジャン(仏: Le Parisien)によると、2019年8月にパリの地価は10 000€/㎡を超え、2000年の地価と比較すると248%の上昇率となっています。

人口別の主要都市としては、下記の通りです。

フランスの公的統計作成と分析をつかさどる国立研究所inseeによると、人口成長率別の主要都市は以下の通りです。Montpellierが2011-2016の5年間で他都市と比較して1.7%成長しており、上記表にもランクインしているToulouse, Lyonは共にに1.4%, 1.1%ずつ成長しています。

人口がパリに一極集中しているにも関わらず、マルセイユ、トゥールーズ、ニースが上位5位にランクインしており、比較的温暖で過ごしやすい気候のこれらの南仏の都市も定年後の居住先として根強い人気を誇っています。

2. 人口

総務省統計局の「世界の統計2019」によると、昨年(2018年)のフランスの人口は日本の人口の約半数の6520 (万人)。フランスの人口は今後も伸び続け、2050年には7060 (万人)まで増加する見込みです。

男女比はおよそ半々で推移していくことが予想されているものの、15歳未満の人口の割合は今後緩やかに減り続けていき、対して65歳以上の人口が徐々に増えていくことが予想されています。

世界銀行の統計データによると、1960年 - 2017年のフランスの人口増加率は、以下の通りです。

2005年以降2015年までは、徐々にではありますが成長率は下降傾向にあります。

3. 人口構成比率

Worldometersの統計データによると、1960年 - 1990年 - 2020年 - 2050年の人口ピラミッドの推移は下記の通りです。

上図1960年~1990年では出生率が男女共に高く、労働力となる若い世代が多いことが特徴としてあげられます。2020年には、出生率が死亡率よりも低くなったときに見られるつぼ型の特徴を表しており、この傾向は2050年まで続くことが予想されています。

4. 宗教

外務省のデータによると、フランスの宗教のカテゴリ―は次の通りです。
・カトリック
・イスラム教
・プロテスタント
・ユダヤ教

※割合は不明

5. 主要産業

GDP比率
フランスの国内総生産(GDP)は2兆8,064億ドル(日本・4兆8,985億ドル)で、アメリカ、中国、日本、ドイツに次ぐ世界第5位の経済規模を誇っています。
下図は総務省統計局の「世界の統計2019」による1人あたりのGDP【USD】を表しています。

外務省のデータによると主要貿易品目(2018年)
(1)輸出: 航空機・宇宙飛行体,農産物加工品,化学製品
(2)輸入: コンピュータ・電子機器,自動車,産業機械・農業機械
農林水産省によるとフランスといえばEU全体の19%を占める農業大国です。農業生産額・農地面積はEU最大であり、農地面積に関しては国土全体の52.5%(日本同12%)を占めています。穀物生産量では、中国、アメリカ、インド、ブラジル、ロシア、インドネシアに次ぐ世界第7位です。

最後に

フランスはヨーロッパを代表する、多様な文化・人種・ルーツが混ざり合った国です。今後も移民受け入れ政策や国籍取得条件の安易さ(出生地がフランスであればフランス人になれる)などの観点から、この傾向は変わることがないと予想されます。

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  1. フランス基礎情報

    伝統的な文化や芸術、歴史を育んできた日本人にとって憧れの国フランス…