はじめに
様々な投資対象がある中で、多様な投資案件に関わってきた経験から、「新興国における開発案件への投資は、前提となるリスクを検証しない場合は博打である」が自論です。本記事では、投資したつもりが博打だった(投機)が減り、認識ないリスクを背負う方が減ることを目的にしています。
開発案件投資と既存案件投資
日本で紹介される海外不動産投資案件は、いくつかの形態に分類できます。この記事で取り上げる切り口は、竣工済みか竣工前のものかという切り口です。
竣工済みとは、すでに建物が完成していてすぐに引き渡しを受けられるものです。既存案件投資はこちらを指します。竣工前のものとは、海外ではプレビルド物件と言われることが多いのですが、建物の計画段階か建築中のもので建物の竣工を待って引き渡しを受ける必要があるものです。開発案件投資とは、こちらを指します。
それぞれ、メリット・デメリットがあります。
メリット
デメリット
バイアスがかからないよう留意していますが、リスクの振れ幅に対しての期待するリターンのバランスが悪い印象を受けると思います。結果的にどちらが儲かるかは分からない中で、儲かりそうだという期待だけでなく、可能性あるリスクの振れ幅が許容しうるかどうか検討した上で、投資判断をしてください。
まとめ
開発案件への投資に批判的な内容に受け止められたのではないでしょうか。リスク許容度を超える投資、事前にリスクを認識せずに判断されてる投資が多いと感じているため、注意喚起も意図して記事にしました。
私自身、複数の開発案件に投資し利益も得ました。どのような案件なら利益が得やすいという私なりの方程式もありますが人によって取れるリスク許容度は異なるので、個別に利益実現のための選択方法を因数分解してあげる必要があります。一概に開発案件を否定するものでなく、リスクを踏まえて余裕資金の範囲で無理のない投資判断をするようにして下さい。
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